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cd値 その2

ホンダ・インサイトの発売以来、ブログのcd値についてのコラムにアクセスが多数あるようです。
皆さん、気になるのでしょうね。プリウスそっくりのルーフラインなど、いかにも空気抵抗の少なそうな形状ですから。

が、しかし! 
前回のcd値のところでも書きましたが、見た目と実際違うのがまた面白いところです。
流線型のラインより、四角いメルセデスのEクーペの方がcd値が小さいのは前述の通りです。
これは「空気に抗らわずに流す」というのが日本車で、空気抵抗を「味方につけてしまう」のがヨーロッパ車の考え方なのではないかと思っています。

細かいことを書くと大変なので省略しますが、一つの例で解り易くしてみます。
F1では何年か前から、フロントノーズを持ち上げて車体の下に空気を流すようにしています。
これはベンチュリー効果を狙ったもので、車体の下を流れる空気を使って、路面に吸い付けるようにしてダウンフォースを稼いでいます。
ウイングによる上からの押さえつけだけでなく、下から吸い付けるのです。

メルセデスのCクラスは、テールライトの隅にスリットが何本か設けられ、ここから流れてきた空気を排出することで、車体後部の巻込む乱気流のようなものを整流しています。

このように空気に抗うことだけではなく、空気を味方につけてうまく利用するという発想が日本車にはまだまだ未熟なところで、ただ流すことだけにしか目がいかないのは残念なところです。

試しに日本車とドイツ車の車体下を覗いてみると、その違いがハッキリと解ります。
ドイツ車はアンダーカバー(バンパー等も)が工夫され、車体の下はほぼフラットです。
日本車はデコボコ(スカスカ)です。これでは車体下の整流など望むべくもなく、乱気流状態です。

因みにPORSCHE 911(996 → 997)は
Carerra 0.30 → 0.28
GT2 0.34 → 0.32
上記のように決してイイ数値とは言えませんが、名実ともに世界トップに君臨するスポーツカーです。

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